ステンレスフレキシブルチューブ専用サイト 樹脂チューブ&継手専用サイト 3
P.2846
カテゴリ-12目次に戻る カテゴリ-16目次に戻る カテゴリー18目次に戻る HOMEへ


●配管用ゴムジョイント

〇本シリーズの掲載内容を御覧頂くにあたって
(1) 特にご指定がない場合のフランジ付きの製品の質量はJIS10Kフランジの場合の値です。
 (但し、高圧エキスパンション、ベローズを除きます)

(2) 特にご指定がない場合フランジがSSの時は溶融亜鉛メッキ処理(HDZ55)が標準となります。
 (グローバルジョイント、ATジョイント、及びベローズを除きます)

(3) 製法上フランジの溶融亜鉛メッキに蒸気がかかることで一部が黒く変色したり、斑模様になる場合が
    あります。フランジの外観が問題になる場合は、予め塗装のご依頼をお願いします。

(4) 流体が気体の場合には最高使用圧力は各表示の1/2となる場合があります。

〇用語の解説
 
用    語 説    明
  @最大変位量 ゴムジョイントが配管に取付けられた後、ある一定期間許容される最大の変位量を言います。振動のような長時間にわたる連続的な変位や、変位させた状態での長時間の使用の場合は含みません。縮み、伸び、偏心はそれぞれ単独に発生した場合の値です。
  A最大縮み量 変位量の中で軸方向に圧縮可能な最大量を言います。
  B最大伸び量 変位量の中で軸方向に伸長可能な最大量を言います。
  C最大偏心量 変位量の中で軸直角方向に変位可能な最大量を言います。
  D最高使用圧力 使用可能な最高圧力を言います。
  E曲 率 半 径 ホースの中心線における曲げ可能な最小半径を言います。
  Fアーチ構造 エキスパンションや可とう管のアーチ部の内部構造を言います。
内部が空洞になった【キャビティタイプ】と軟質ゴムで充填された【ソリッドタイプ】とがあります。標準は【キャビティタイプ】です。
【ソリッドタイプ】は汚泥など流体に固形物が含まれている場合に使用されます。

  <キャビティタイプ> <ソリッドタイプ>
 

※40A以下はすべてソリッドタイプアーチとなります。
※ソリッドタイプアーチの場合変位量が減少しますのでご注意下さい。

〇安全にお使い頂くために
 ◎この注意事項は各種配管用ゴムジョイントに共通の内容です。
 個々の製品についてはそれぞれの製品の項目をご覧下さい。

ご注意ください
流体が気体の場合は最高使用圧力が各製品の1/2となる場合がありますので各製品の項目をご覧下さい。
最高使用温度は短期間に耐えられる温度を表しています。連続して高い温度で使用されると極端に寿命が短くなることがあります。その場合の寿命の目安は「概略耐用年数係算定表」をご参照下さい。
ゴムジョイントは両端を固定して取付けた状態で使用されることを前提として設計されています。一端がフリーな状態でのご使用はお止めください。
ゴムジョイントに加圧すると内圧により軸方向の推力が発生し、配管にその力がかかりますので配管の支持を充分に行なうか、必要に応じて別売のタイロッド(推力防止ボルト参照)をお使いください。
最大変位量とはジョイントが正規の状態で取付けられた後に不等沈下などにより時間をかけて徐々に変位した場合に許容される最大量をいいます。初めから変位させて取付けたり、繰り返し変位するような場所ではお使いになれません。
(1) やむを得ず変位させた状態で取付ける場合には最大変位量の30%以内を目安として下さい。

(2) やむを得ず繰り返し変位させてお使いになる場合は最大変位量の10%以内を目安としてください。
但し上記の場合でも寿命は短くなりますので計算式にて概略値を算出願います。
ジョイントを変位させたままで使用することは寿命を極端に短くさせることになります。ジョイントが変位した場合は出来るだけ速やかに配管を正規な状態に修正し、ジョイントを取付け直されるようにお願い致します。
ゴムシール面を傷つける恐れがありますので、相手フランジはFFフランジをお使い下さい。また、フランジ面に溶接のバリ等の突起がない事をご確認下さい。
やむを得ずRFフランジの様な突起のあるフランジをお使いになる場合は、ジョイントシート等の硬質ガスケットをご使用下さい。
ガスケットは全面形(フランジ形)とし、内径を製品内径と同じにする事を推奨いたします。
取付けボルトを過剰に締めこみますと、ガスケットを破壊してゴムシール面を傷つける可能性がありますのでご注意下さい。
差し込みタイプの製品をお使いになる場合は、同じ呼び径でも内径が異なる場合がありますので、必ずご使用になる内径をご確認の上、ご注文下さい(インチ系とガス管系で寸法が異なります)。 
流体の種類及び温度条件により、適切なゴムをお選び下さい。
フランジタイプの製品の場合、フランジの呼び圧力と最高使用圧力は必ずしも一致しませんので、個々の製品の項目をご参照下さい。
特にご指定のない場合は取付けボルト、取付けバンドは納入範囲外となっております。
当社のフランジ付きジョイント類は本体とフランジを接着していませんので原理的にはルーズ構造でありますが、ゴムとフランジとの摩擦力で65A程度以上のサイズではフランジを簡単に回すことは出来ませんのでご注意下さい(ただし、高変位可とう管KH およびフランジホースHF は固定フランジです)。 
ジョイントを斜めに取付けた場合の変位量はカタログ値と異なりますのでその都度お問い合わせ下さい。

※その他、配管用ゴムジョイント取扱注意事項もよくお読み下さい。

〇コントロールユニットについて
エキスパンションジョイントや可とう管に取り付ける面間寸法規制用のボルトを言います。
目的に応じて【セットボルト】と【タイロッド】の2種類があります。
※セットボルト及びタイロッドのステーはフランジが溶融亜鉛メッキの場合でもローバル塗装となります。

セットボルト
ジョイント据付け時の面間寸法調整用です。据付け後は必ず外してください。
 
セットボルトはゴムジョイントを配管に据付ける際の作業を楽にするために面間寸法を短くするものです。
取付け作業後は必ず取り外してください。
※セットボルトの数は口径により変わります。

タイロッド
内圧により発生する軸方向の推力規制や過大変位防止用です。
アダプタータイプ(標準) ステータイプ(特注) があります。
※タイロッドの数は口径と圧力で変わります。
 
(1) アーチ構造を持ったゴムジョイントは加圧時に軸方向の推力(概ね断面積×内圧)が発生し、面間寸法が伸びます。そのときに配管や周辺機器に力をかけることがありますのでその場合には配管の支持を完全に行うか、タイロッドをご使用ください。
(2) またゴムジョイントに過剰な変位を加えると破壊する恐れがありますのでその場合にも同様にタイロッドをご使用ください。
(3) タイロッドのナットを固定する位置は、変位量(縮み/伸び/偏心)にあわせて正しくセットしてください。
(4) アダプタータイプの場合はアダプターを取付ける部分のボルトが他よりも長いものが必要となりますのでご手配の際には充分ご注意ください。
(5) タイロッドは実際の使用圧力に合わせて設計されていますので、ゴムジョイント本体に表示された最高使用圧力とは一致しない場合があります。
(6) タイロッドのナットは変位量に合わせた位置で固定するため加圧時にその寸法まで伸びて配管に力をかける場合がありますのでご注意ください。
※図中の内ナットは負圧の場合等に使用するものでオプション
   です。
※加圧時の推力については下記をご覧下さい。

<加圧推力>
ゴムジョイントに加圧したときに発生する軸方向の推力の概略値は以下のとおりです。

 【単位換算】1kN=102kgf
呼び径 加圧推力(kN)
0.50MPa 1.00MPa
50A 1 2
100A 4.1 8.1
150A 9.1 18.2
200A 16.2 32.4
250A 25.3 50.7
300A 36.5 73
400A 62.8 125.7
500A 98.2 196.3
600A 141.4 282.7
700A 192.4 384.8
800A 251.3 502.7
900A 318.1 636.2
1000A 392.7 785.4
※上記値は概略値を示します。
 

〇本シリーズのパッキン構造について
当社のフランジタイプ配管用ゴムジョイントのパッキン構造は下記のような優れた特徴をもっております。
当社のゴムジョイントのパッキンはフランジからの飛び出し量が2〜3mm、と他社が10〜15mmであるのに比べて極端に小さくなっています。
これはゴムのシール性を重要視しているためであります。

ゴムには圧縮永久ひずみといって、ある圧縮率でゴムを締め付けた後で外したとき、どの程度まで元に戻るかという指標があります。あまり強く締め過ぎるといわゆるゴムに「ヘタリ」が生じ、元に戻らなくなってしまうことは日常でも経験されていると思います。
そもそもパッキンがシール性を発揮させているのはゴムの持っている反発力であり、これが「ヘタリ」によって無くなると「シール漏れ」が起こってしまうことになります。
最悪の場合には「圧壊」といって締め過ぎによりゴムが破壊してしまうことさえあります。

それらを防ぐためにOリングなどではJIS規格で細かく溝寸法を規定し、「締め代」が適正になるようにしています。
飛び出しの大きいパッキン構造でもフランジを締める場合に締め付けボルトのトルクまたはフランジの隙間の量を正確に管理することにより、適正な「締め代」を得ることは充分可能であります。
しかし、実際の現場ではトルクレンチも無ければ締め代も構わず力一杯締めてしまうというのが現実であります。

当社の構造ではパッキン部の全体のゴム量が少ないために、締めすぎた場合でも過剰に圧縮される可能性が低くなっています。

〇推定耐用年数/圧力単位換算表

概略耐用年数算定表

ゴムジョイントは有機物で出来ていますので基本的には寿命があります。
また使用条件によってもその寿命は大きくかわります。
下記の式により、使用条件に基づいた推定耐用年数を算出し、定期点検や交換時期の目安としてお使い下さい。
基準耐用年数は流体が水の場合として設定してあります。

推定耐用年数=10(基準耐用年数)× 係数A× 係数B× 係数C× 係数D× 係数E× 係数F× 係数G× 係数H× 係数 I

使用条件
(係数名)
使用条件  係数値
圧力(A) 最高使用圧力×1.0以下 0.6
最高使用圧力×0.8以下 0.8
最高使用圧力×0.5以下 1
最高使用圧力×0.3以下 1.2
最高使用圧力×0.1以下 1.5
温度(B) 40℃以下 1
50℃以下 0.9
60℃以下 0.8
70℃以下 0.7
80℃以下 0.5
変位量(C) 最大変位量×1.0以下 0.5
最大変位量×0.8以下 0.6
最大変位量×0.5以下 0.7
最大変位量×0.3以下 0.8
最大変位量×0.1以下 1
取付場所(D) 屋外 0.8
屋内 1
埋設 1.2
加減圧頻度(E) 5回未満/日 1
5回以上/日 0.8
稼動時間(F) 10Hrs未満/日 1
10Hrs以上/日 0.8
20Hrs以上/日 0.6
圧力変動(G) 1.5倍以上 0.8
1.5倍未満 1
変位繰り返し(H) 有り 0.8
無し 1
ゴム材質(I) EPDM・CR・Q 1
NR・NBR 0.8

圧力単位換算表
kPa MPa kgf/cm2 bar atm mmAq mmHg
1.0 1.0×1.0-3 1.02×10-2 0.01 9.87×10-3 102 7.5
1.0×103 1.0 10.2 10 9.87 1.02×105 7.50×103
98.1 0.098 1.0 0.981 0.968 1.0×104 735
100 0.1 1.02 1.0 0.987 1.02×104 750
101.3 0.101 1.03 1.01 1.0 1.03×104 760
9.81×10-3 9.81×10-6 1.0×10-4 9.81×10-5 9.68×10-5 1.0 7.36×10-2
0.133 1.33×10-4 1.36×10-3 1.33×10-3 1.32×10-3 13.6 1.0

 〇フランジ規格表/鋼管寸法表
 フランジ規格表(フランジ板厚は軽量化のため、規格値よりも薄くする場合があります。)
JIS 10K
呼び径 PCD 外径 穴数 穴径 板厚
20A 75 100 4 15 14
25A 90 125 4 19 14
32A 100 135 4 19 16
40A 105 140 4 19 16
50A 120 155 4 19 16
65A 140 175 4 19 18
80A 150 185 8 19 18
100A 175 210 8 19 18
125A 210 250 8 23 20
150A 240 280 8 23 22
200A 290 330 12 23 22
250A 355 400 12 25 24
300A 400 445 16 25 24
350A 445 490 16 25 26
400A 510 560 16 27 28
450A 565 620 20 27 30
500A 620 675 20 27 30
550A 680 745 20 33 32
600A 730 795 24 33 32
650A 780 845 24 33 34
700A 840 905 24 33 34
750A 900 970 24 33 36
800A 950 1020 28 33 36
850A 1000 1070 28 33 36
900A 1050 1120 28 33 38
1000A 1160 1235 28 39 40
JIS 5K
呼び径 PCD 外径 穴数 穴径 板厚
20A 65 85 4 12 10
25A 75 95 4 12 10
32A 90 115 4 15 12
40A 95 120 4 15 12
50A 105 130 4 15 14
65A 130 155 4 15 14
80A 145 180 4 19 14
100A 165 200 8 19 16
125A 200 235 8 19 16
150A 230 265 8 19 18
200A 280 320 8 23 20
250A 345 385 12 23 22
300A 390 430 12 23 22
350A 435 480 12 25 24
400A 495 540 16 25 24
450A 555 605 16 25 24
500A 605 655 20 25 24
550A 665 720 20 27 26
600A 715 770 20 27 26
650A 770 825 24 27 26
700A 820 875 24 27 26
750A 880 945 24 33 28
800A 930 995 24 33 28
850A 980 1045 24 33 28
900A 1030 1095 24 33 30
1000A 1130 1195 28 33 32
JPI 150
呼び径 PCD 外径 穴数 穴径 板厚
20A 69.8 99 4 16 13
25A 79.2 108 4 16 14.5
32A 88.9 117 4 16 16
40A 98.6 127 4 16 18
50A 120.6 152 4 19 19.5
65A 139.7 178 4 19 22.5
80A 152.4 190 4 19 24
100A 190.5 229 8 19 24
125A 215.9 254 8 22 24
150A 241.3 279 8 22 25.5
200A 298.4 343 8 22 28.5
250A 362 406 12 26 30.5
300A 431.8 483 12 26 32
350A 476.2 535 12 29 35.5
400A 539.8 595 16 29 37
450A 577.8 635 16 32 40
500A 635 700 20 32 43
550A 692.2 750 20 35 46
600A 749.3 815 20 35 48
650A 806.4 871 24 35 68.4
700A 863.6 925 28 35 71.4
750A 914.4 985 28 35 74.7
800A 977.9 1060 28 42 81.1
850A 1028.7 1110 32 42 82.6
900A 1085.8 1170 32 42 90.5
1000A 1200.2 1290 36 42 90.5
上水F12
呼び径 PCD 外径 穴数 穴径 板厚
φ80 168 211 4 19 18
φ100 195 238 4 19 18
φ125 220 263 6 19 20
φ150 247 290 6 19 22
φ200 299 342 8 19 22
φ250 360 410 8 23 24
φ300 414 464 10 23 24
φ350 472 530 10 25 26
φ400 524 582 12 25 26
φ450 585 652 12 27 28
φ500 639 706 12 27 28
φ600 743 810 16 27 30
φ700 854 928 16 33 32
φ800 960 1034 20 33 34
φ900 1073 1156 20 33 36
φ1000 1179 1262 24 33 38
※「上水F12」とは従来「水協」と表記していた規格です。
JIS 20K
呼び径 PCD 外径 穴数 穴径 板厚
20A 75 100 4 15 16
25A 90 125 4 19 16
32A 100 135 4 19 18
40A 105 140 4 19 18
50A 120 155 8 19 18
65A 140 175 8 19 20
80A 160 200 8 23 22
100A 185 225 8 23 24
125A 225 270 8 25 26
150A 260 305 12 25 28
200A 305 350 12 25 30
250A 380 430 12 27 34
300A 430 480 16 27 36
 鋼管寸法表
   配管用炭素鋼管 SGP(JIS G3452)
呼び径 外径 肉厚 内径 質量
(kg/m)
15A 21.7 2.8 16.1 1.3
20A 27.2 2.8 21.6 1.7
25A 34 3.2 27.6 2.4
32A 42.7 3.5 35.7 3.4
40A 48.6 3.5 41.6 3.9
50A 60.5 3.8 52.9 5.3
65A 76.3 4.2 67.9 7.5
80A 89.1 4.2 80.7 8.8
90A 101.6 4.2 93.2 10.1
100A 114.3 4.5 105.3 12.2
125A 139.8 4.5 130.8 15
150A 165.2 5 155.2 19.8
200A 216.3 5.8 204.7 30.1
250A 267.4 6.6 254.2 42.4
300A 318.5 6.9 304.7 53
350A 355.6 7.9 339.8 67.7
400A 406.4 7.9 390.6 77.6
450A 457.2 7.9 441.4 87.5
500A 508 7.9 492.2 97.4







■ お問合せ  お問合せはメール又はFAXにてお願い致します。


1. ご要望※必須 見積希望 購入希望 連絡希望 訪問希望 その他
2. 動機※必須 新規導入 既存入替 試作検討 コストダウン 情報収集
その他
3. お問合せ内容 価格請求・サンプル依頼・見積依頼、製品に関するお問合せなど
※サンプル依頼ですが、基本有償での提供となります。但し
当社在庫品で無償提供出来る物もございますので詳しくはお問合せ下さい

製品の商品名、型式をご記入下さい。

4. 添付資料
(ファイル容量2MBまで)

<FAX問合せ用紙のダウンロード>

株式会社ハギテック : TEL 043-423-8741